寺門仁美Last Memory 初台DOORS

この日、行きたいイベントが2回変わった。最初はごちうさ。今一番はまっているアニメ。しかし、それを超えていくべきと思ったのが、かんぐうりょっち。かんぐうりょっちのみならず、そこにかんださんあいぽんが加われば、それはもう何年来にもなる「ネギまイベント」の開催に他ならない。これは行くべきと思った。
しかし、それを抑えてでも行くべきと思ったイベントがこれ。このイベントをアニメイベント、声優イベントとして認識している人が今どのくらいいるのかは知らないが、私にとって究極的に重要なアニメイベントだ。
だってこれは「ぴちぴちライブ」だから。私にとっての「アイドルアニメ」イベントの原点とも言えるものだから。
アイドルアニメイベント。アニメの中のアイドルを現実のステージで声優が演じるイベント。それは現実とアニメの融合として、正にアニメイベントの最もたるものだと思っている。今、μ’sのライブが世間で持て囃されているが、それはある意味当然の結果とも思う。この手の企画は実際には昔からあるのだけれども、私にとってイベントに通い始めたのが正にこの「ぴちぴちピッチ」の時代であり、ぴっちによりこの事に気づかせてもらったとも言える。もう、大恩ある作品なのだ。
そして、そのぴちぴちボイスのキャストの中で、最も声質的に気に入っていて、そして今まで活動し続けてくれた人が、この寺門仁美。実際には声優というよりもアイドルとしての活動だったから、アニオタとして少し距離を置いていたけれども、大恩ある人であることには変わりがない。その人の引退ライブだと言うのだから、これは例えμ’sの最前チケが被ったとしてもこのDOORSに向かうというものだ。
ライブでは本当に沢山の歌を歌ってくれた。また、会場の後方にはぴちぴちボイスの他のキャスト達も駆け付けていて、「ぴちぴちピッチ」の歌の時には声援を送っていた。声優としてよりグラビアアイドルとしての経歴が長く、そちらの方面のゲストなども駆け付けており、正に今までの集大成のライブとして、実に感動的なイベントだった。
ぴちぴちピッチ」は、そのキャストの中でもサブキャラのキャストが意気投合して、作品終了後も暫くライブを開催してくれていたという経緯がある。しかし、それはそのキャスト達自身でも「ぴちぴちボイス(マーメイド達の声のこと)が呼べたらね」という願いにも成っていて、メインヒロインのキャストを迎えての正式な「ぴちぴちピッチ」イベント=「ぴちぴちライブ」を悲願としつつ、それが叶わないまま解消していった。
しかし、実際にはその後「ぴちぴちボイス」は復活していたのだ。それが寺門仁美。そして、その人がここでかつてのキャスト仲間の声援を受けつつステージを去ると言う事は、かつての悲願が一部だけ叶い、そして終わりを迎えたという事になるのだろう。寂しさを感じずにはいられないが、どことなく胸のつかえがとれた気もしている。
寺門仁美においては、本当に今まで御苦労さま、と言いたい。
そして、私にとっての「ぴちぴちピッチ」は「アイドルアニメ」イベントを心に刻み付けられた作品として、オタク活動を続ける限り今後も心に残り続けていくだろう。だから、実はまだ活躍し続けているぴちぴちボイスの一人、喜多村英梨のライブ動向を今後も追い続けることになると思う。

マーメイドメロディー(2)波音 EVER BLUE

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