リスアニ!LIVE-5 日本武道館

今期のアニメのお気に入りは何と言っても「アニデレ」。正にアイドルアニメの伝説が毎週綴られていくかのような気持ちで見ている。
そんなだから、この日出演するデレマスはどうしても見たくなった。実際には参加の予定では無かったのだけれども、様々な無理をして参加したり。それでも遅刻が確定しており、最初がデレマスでない事だけを祈りつつ向かう。途中トップがスフィアだと知り残念と思いつつ胸を撫で下ろす。スパノバのお尻しか聞けなかったが、スフィアは明日もあるのでここは我慢するしかない。
リスアニは出演アーティスト毎に深く掘り下げてくれるところが魅力。普段からのバンドを付け、ただ一二曲歌って終わりでは無く短いながらもしっかりした曲構成が出来る程度の尺がある。一つのライブなのに何組ものライブに参加したような充実感がある。普段はアニソンアーティストのライブは疎かにしがちなので、こういった構成は実にありがたい。最近はアニメイベントを巡るだけでも厳しいくらいだからなあ。
そう言った意味ではGARNiDELiAは今回の収穫。アニマックスで聞いたけれどもその時は2曲だけでやはり少し物足りなかった。聞いてみて、ライブ映えする楽曲で実に楽しい。今後も大いに楽しませてくれそうだ。
Extra Artistとして新田恵海も参加。2曲とこれは少し楽曲少なめ。実を言うと、えみつんについてはその楽曲に少し納得していない。彼女は声楽を専攻して歌も上手いというが、その技能が今のオリジナルソングに届いているように思えないから。恐らく今の路線はファンの求めるものでありそこで成功しているのは素晴らしいと思うが、もっと驚きのある方向へ冒険して欲しかったと言う気持ちがくすぶっている。
黒崎真音もリスアニライブでは定番。昨年はALTIMAとしてだったが今回はソロで戻ってきた。最初は初々しい感じだった彼女も随分と安定してきた感じ。
angelaが初武道館だったというのは少し驚いた。いつも通りエンターティメント溢れる楽しいライブだったけれども、珍しく入りを間違えたりしてどこか落ち着かない感じだったのは、本当に感極まっていたのかもしれない。彼らはファンにとって親近感のあるアニソンバンドの走りともいえる存在だけれども、同時にどこかオフィシャルから外れている印象もある。もっと正当に評価されていって武道館ライブも実現させて欲しいものだ。
藍井エイルは3回目。本人も言っていたが、最初はコケて、2回目は出遅れた。三度目の正直にしてトリを飾る形。今回はやらかさずに終えたと言っていたのだけれども、私的には大いに遣らかしてくれた感じ。客への煽りが今年早々ここ武道館でライブしたLiSAの煽りと全く一緒だった。実を言うとメイリアもヲ嬢もLiSAに影響受けてるかなと思ったのだけれども、エイルのは似てるとかのレベルでは無く、イントネーションからタイミングからセリフから構成まで同じだった。
煽りやMCは同じ目的の事を短い時間にするので似てしまいがち。とはいえ、そのアーティストの個性を表現する大事な場所だから、各人、意地でもオリジナリティを出そうと頑張る部分だと思っている。そこにこだわりを持ててないのはやはり残念と思ってしまう。
デレマスのステージについては、なんとも感想の言い様がない。3属性から4人の合計12人チームで臨んでくれて、リスアニ生バンド付。アニデレに絡んだ楽曲を中心に3人編成を交えながら合計6曲披露。アニメの映像が思い出され、ここでの新たな編成もあり、今この一瞬がとても大切な時間であることだけは強く実感しているのだけれども、あまりの情報量と大きな心のよろこびが交錯して、なにもかもが追いついていかない感じ。
とはいえ、これこそが真に思い入れのあるライブに参加した時の気持ちと言うものだろう。本当に参加して良かった。
明日は別のイベントがあるので今年のリスアニライブはこの日のみの参加。楽しかった。