「魔弾の王と戦姫」ファン感謝イベント 日本教育会館 一ツ橋ホール

昼夜共に参加。
魔弾については、アニメ放映前に配られていた小冊子を見て作品世界に引き込まれ、そのまま原作を大人買いしてまず読んだところから。なのでアニメについては十分物語の魅力を理解しつつも、それが尺の関係で十全に表現出来てない事についてかなり口惜しさを感じていた。確かにワンチャンのアニメ化ならばここまで映像化したいというのは分かるけれども、どう考えても1クールにおさめるのは無理だろう、とか。
実際のところ、私はサトタツ監督は好きだけれども「信用はしていない」wので、こうなる事はある程度予想はついていたり。私のイメージではこの監督は抒情の人でありクレバーに構成出来る人では無いので、最初から人選を間違えていると思ってた。随所に魅力的なシーンがあるだけにきっと作品そのものに思い入れはあるのだろうとは思うのだけれども。
そんな愛すべき失敗作というイメージのこの作品だけれども、そのキャストと主題歌アーティストの豪華さも魅力の一つ。戸松遥上坂すみれ井口裕香茅野愛衣、今回登壇する誰もがそのソロでもイベントに参加したいと思える人ばかり。石川界人木村良平の男優陣も大いに楽しませてくれる。あまりの豪華さにイベント中にはどこに視線を向けて良いのか常に迷うという状況。ほんと、これだからDDはw。
イベント内容も結構凝っていて、単なるゲームとかでも色々と手を加えていて楽しませてくれた。もちろん生ドラマとかもあったり。
そしてOP・EDの披露も。特に鈴木このみの歌については、この歌によって作品の世界観が一段格上げされたくらいの力ある歌だと思っているので、それを作品イベントで聞けて大いに盛り上がる。もちろん原田ひとみのEDも素晴らしい。というか、彼女のキャラは作品中まだ顔出し程度だったので、トークパートに絡んでこなかったのは残念。
ともあれこのアニメ、失敗作となるのだろうか。実際には原作の良さを大いに伝えて売り上げを伸ばしているはずだし、一概に失敗とは言えないだろう。シリーズ物は回を重ねるごとにペース配分を掴んできて良作になるというケースは沢山ある。是非今後の展開を期待したいのもだ。