栗林みな実とangela、どっちが先輩?
http://newslounge.net/archives/142437
この記事で次のような事が紹介されている。
atsukoは、「これまで栗林さんを先輩だと思っていたんですけど、実は後輩だったんです」と、angelaが2003年5月に対して栗林が同年10月のデビューだったことがわかったそうで、atsukoは「これからはみなみって呼ぶね」というと、栗林は「ありがとうございます!」と、ノリノリ。
これが本当にatsukoの言う通りなのか少し気になっていたので、Wikipediaで調べてみた。
まず、両者のCDメジャーデビューが、angela=2003年5月と栗林みな実=2003年10月と言われているが、そこから怪しい。現レーベルから出ているものとしてangela=2003年5月は正しいが、栗林みな実は2002年4月だ。
2003年10月はおそらくTVアニメ『君が望む永遠』OP「Precious Memories」を指しているのだと思う。確かに厳密な意味でのアニソンとしてはこれが初と言えるかもしれないが、2002年4月の「マブラブ」もゲームOPとして広義のアニソンだし、その続編はアニメ化もしている。B面には後にTVアニメの挿入歌にもなった「君が望む永遠」も入っている。
さらに言うと、栗林みな実が歌手として実質的に知られたのはCDのメジャーデビューではない。栗林みな実は2001年に出たゲーム『君が望む永遠』の主題歌「Rumbling hearts」によって世に知られた。この当時の業界の情勢で言うと、アニメに若干の翳りが出ていた中、美少女PCゲームの勢いを取り入れて盛り返そうとする展開があり、両者に区別や優劣をつけるべきではない。「ゲームソングだからアニソンデビューでは無い」と言うのは違うように思う。
しかし、angelaについては現レーベル以前に別レーベルからデビューしてアニメOPを務めていたという実績がある。「神八剣伝」OP「memories」が1999年だ。一旦インディーズに戻ったものの、やはりこの実績はカウントすべきともいえる。
恐らく、angelaにしてみれば現レーベル以前の事を引き合いには出しづらいが、実質的なアニソンデビューとして実績があるので、先輩であることを主張できる立場なのかもしれない。そんな思いがあって、今回のやり取りになっているような気がする。
とは言え、栗林みな実については歌手デビュー以前の実績というものがある。
彼女はまず声優として1997年にデビューしている。これはアニメ・ゲーム業界での実績と考えるべきと思う。angelaは1993年からインディーズで活動しているらしいが、この業界と係わりをもったのは1999年以降なのではないだろうか。
どうもatsukoは栗林みな実の一つ年上のようだ。それを考えるとangelaを先輩に据えた方が、両者の関係の座りが良いようにも思う。
しかし、アニメ・ゲーム業界のファンからすると、先にこの業界に入っている人を優先したいという感覚があるので、栗林みな実を先輩に据えたいという思いがある。
「栗林みな実先輩」の方が良いんじゃないかな。
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