歴史改変の考察及び今後の展開予想① ネギま世界におけるタイムトラベル特性

次に、ネギまの世界におけるタイムトラベルの特性が上記のどの型に当たるかなのだが、今までにそれを特定できるであろう描写は二つ。
それは「90時間目の中夜祭の描写」と「129時間目のカモのタッチ」
90時間目では、「ネギは、まだタイムトラベルをしていないにもかかわらず、過去に遡った未来の自分の行動を知る」。つまりタイムトラベルをする前から、タイムトラベルをすることが決定している事を意味する。
129時間目のカモの描写はもっと複雑だ。カモは過去に遡って現れた自分自身とタッチチェンジする。そして同じく過去に遡っているネギと別の順番に出来事を体験する。ネギは図書館島探検大会の後に同時刻に行われている明日菜のデート前現場に行くが、カモは明日菜のデート前を先に体験している。つまり、過去に遡ってデート前に現れたネギと探検大会に表れたカモのタイムトラベルは全く対等、どちらかがどちらかの出来事を上書きしているのではない、ということになる。
このふたつの描写から、ネキま世界におけるタイムトラベルの特性は、間違いなく「運命決定型」である。
タイムトラベルの特性が「運命決定型」である場合、その世界においてタイムトラベルによる歴史改変は不可能。つまりネギまにおいては歴史改変は不可能なのだ。
ただし、これには「カシオペア試作機によるタイムトラベルによる場合」という条件がつく。もしくは、別の時間移動方法等があった場合、別の現象が起きる可能性は残っている。