ネギま！？ 第４話

結構いい。そう、やりたい事が原作と違うのならば無理に寄り添わずに、やってしまえばいいのだ。そういう意味ではやっと足枷が外れたといったところか。これだけオリジナルな展開を見せてくれれば、例えばのどかのネギに対する恋心の薄っぺらさとかも、結構許せる。
結局、ネギまという世界は読者の都合のいい事だけしか描かれていない世界。だから、ちょっとでも気を抜いて構成を適当にしたり、設定をはしょったりすると、すぐに薄っぺらくなる。「原作風ネギま」にするには、一部の隙も無く原作どおりにするほか無いのだろう。あの情報量の作品で、そのようなアニメ化をするのはほとんど不可能に近いのかもしれない。
それよりも、ある一定のルールの中（他のモテ男が現れない、クラスメイト同士でドロドロしない等）、原作に近いほどの情報量を放りこんでおけば、例えその情報が無意味なもの（黒板とか）であっても、ネギまっぽさが出せるような気がする。それは赤松健のネギまではないが、「ネギま！？」ではあるのだろう。肩の力を抜いて、楽しんで見ていってみよう。