電脳コイル 6話

独特の世界観と良質のジュブナイルドラマで非常に安定した展開を見せている作品。独特とは言え、電脳という言葉と民俗学っぽいモノにはどこと無く親和性があるようで、以前からこんな世界観は何度と無く小説や漫画で描かれている様に思う。それが、このようにしっかりとした形でオリジナルのアニメ作品が作られると、今まで夢想して来たモノがやっと映像化した、というような感慨深さがある。(「ゆめのかよいじ」とかもアニメ化にならないかしら。もちろん、旧版のキャラデザでw)
今までもなかなか楽しめたが、今回でシリーズ全体の面白さのランクが一段上がった感じ。
結局、このシリーズ最大の謎は、やさこの夢にあるのだろう。それが今回、現実の証拠として提示されている。また、「幼馴染の死」という強い動機を持ったキャラの登場も、この物語の世界観でどのようにまとめるのか興味をそそる。さらに、世界全体に公に関わる人物も登場し、物語の加速感が高まっている。
非常に楽しみなシリーズになってきた。