魔法少女リリカルなのはStrikerS 16話

うーん、如何ともし難い。事が始まっても、面白さよりもボロの方に意識が行ってしまって全然楽しめない。
いきなりデバイスを手放す最大戦力たち。警備に当たる人間が配置される場所で武装解除させられるなんて、一体どこの国の自衛隊だ。危険を演出する手法としてたって、これは酷いの一言に尽きる。
また、地上本部の脆弱性は異常。クラッキングを受けて即効大混乱になる本部ってどうよ。軍事施設としてありえないとしか言いようが無い。
セインのディープダイバー能力への対応策が丸でなされていないのも変。この能力既になのは達が見ていて報告を受けているだろに。想定される敵の既に知りえた能力を、まったく警備の参考にしていないのだろうか。ありえない。
そして、単純戦力でもスバルたちでも倒せるドローンを相手に雲の子を散らすように逃げ惑う局員。最悪だ。
いくらなんでも、こんな展開を見せられてしまうと、気落ちしてしまいそうだ。
後、どうやらレリックを六課庁舎に保管しておいたらしく、その事で次回は危機に陥ってしまうらしい。敵の目的物を十分な警備をつけずに放置する事の危険性を、ほんの少し前に十分思い知っていたはずではないのだろうか。はやての危機管理能力すら疑わざるをえない展開だ。
戦闘物語は、避け得ない危機に対し知恵と勇気で対抗するから面白いのであって、避けられる危機に自ら墓穴を掘って落ちてしまうのでは、単なるギャグでしかないだろう。本当に残念だ。
・・・気を取り直して、面白い所を見てみよう。
ゲイズ中将はこの危機に対しあくまで被害者として対応している。また、ナンバーズやゼストも彼を敵とみなしている素振りだ。どうやらこの2者のつながりはなさそうな展開。だとするとナンバーズの行動目的、ひいてはそのスポンサーの目的も不明であり、どんな事が起きるのか予断を許さない感じとなってくる。
スバルがタイプゼロと呼ばれた事により、彼女の生い立ち自体にもより深い伏線が生じている。おそらく彼女の母親の死と関係があるのだろう。とは言え、スバルのようなキャラは「出生の秘密」みたいなものとは無縁である方が良いようにも思うが。
昔はエースだったというヴァイス。これはおそらく重要な伏線になりそうな感じ。エースでもそのままでいられなくなる事もある。例えば、自分の心血をそぞぎ込んだデバイスを失うとどうなるか。作り直す事は出来るだろうが、ある程度成長を遂げた魔道師の場合、元と同じ能力を取り戻すのは不可能なのかもしれない。彼と彼の話しかけるストームレイダーの関係を見ると、そんな妄想が生まれてくる。もしそうならば、今デバイスを手放しているなのは達の誰かにこの伏線が効いてくるになるだろう。
来週、一体なにが「失われる」のか。何はともあれ大きな変化があるだろう。注目してみてみよう。