魔法少女リリカルなのはViVid 第1巻

ヤバイねw。なんだか、なのは熱が再燃し始めている。やはり、劇場版を見て、当初の熱いものを思い出したからかな。そんな時にこの単行本とか読むと、かなりクる。
とにかくこの中ではヴィヴィオが可愛いなあ。なのはママの様にまっすぐな性格だけど、生真面目過ぎて堅苦しい所があったママとは違い、とても天真爛漫。甘えん坊で少し図々しいところもあるけれど、人の気持ちを何より大事にする性格だから、決して嫌味じゃない。そういう子供らしさがなにより愛らしい。
そんなヴィヴィオが愛情を一杯注いでくれる家族や友達の中で、のびのびと成長していく物語。見ていて、なんだかニヤニヤゆるゆるしてしまう。(*^^*)
また、そんなヴィヴィオを見守る家族達の描写、つまり前シリーズの登場人物達のその後の生活が描かれているのも、なにより嬉しい。
フェイトの入浴中に、ヴィヴィオのいたずら心(気遣い?w)によってなのはが乱入する事になるシーンとか。親子三人で一緒のお風呂とかニヤニヤ過ぎる。
ドラマCD用の使い捨てキャラかもと危惧していたイクスが、ちゃんとした存在感をもって描かれていたりするのも嬉しい。
あと、地味だけど妙に心に残るのがスバル。この物語、実はヴィヴィオのスポーツ格闘熱血物語になるのだという。ヴィヴィオの直接的な師匠はノーヴェが務めているけれども、その世界において、ある意味頂点を極めているはずの存在がスバル。そんなスバルがヴィヴィオのライバルとなるアインハルトを温かく見守っている様子が、どこか、かつてスバルを見守っていたなのはやフェイトを思い起こさせて、心に迫る。そんな関係性をアインハルトや、ヴィヴィオですら気付いていないところにドラマを感じさせる。
このシリーズ、これから結構長く続けてくれるのだと言う。ぜひ沢山のニヤニヤゆるゆるをみせて欲しいものだ。