私的女性アイドル声優一覧 その2(主にお姉さん編)

先日の「「総合技能」としてのアイドル声優 」という文は、この一覧の「枕」として書き始めたのだけれども、小さくまとまらなくて、そのまま出してしまった。
という事で、今回は少しお姉さんを中心にした一覧を書くつもり。だって、やはりアイドル声優は25からでしょ(^^)。

今、個人的にどうしても推したい人。先日のライブで衝撃を受け、認識を新たにした。もしかしたら、本人は「ベスト盤を出した事だし、これで充分かな」とか思っているかもしれないが、もしそうならば勿体無い。現在、声優のアーティスト化、純正アイドル化が進んでいる中、正にアイドル声優という肩書きがピッタリの楽曲を持ち、活動している。その常の笑顔は、誰もを癒す。声優として最近非常にノッた活動をしており、正に今アイドル声優として評価され、広く知られて欲しい存在だ。
加藤英美里 2nd LIVE -merry- 新宿BLAZE (2012/1/8)
らきすた武道館では体調を崩していたとか。この世界、一番大切なのは体力なのかも。

「困った時のキタエリ」。気安いオタク体質は本来アイドル属性ではなく、その為彼女は事ある毎に「ライバル役」や「汚れ役」など、損な役回りを演じてきた。ところが、気がついてみればどんな役でもこなせる名バイブレイヤーになっていて、今では主要キャラに欠かせない存在となりつつある。当初からアニメ主題歌を務めるほど歌については折り紙つき。そんな彼女が今になって歌手再デビューを果たした途端、スマッシュヒットを連発している。正に、アイドル声優とはこうあるべき、という事を体現している存在と言えよう。
はまおたナイト 横浜Applause(2010/9/4)
ぴちぴちピッチ時代から知っている者としては、最近のヒットが逆に信じられないくらいで、実は少しついていけてない(^^;)。

元G.G.Fメンバーを挙げるのは、少しずれているだろうか。いや、今ノっている声優として、是非挙げておきたい人ではある。おっとり系の容姿とは裏腹に、短気な性格でマシンガントークを武器にするが、その軽くて細やかな演技は、早口に限らず魅力的で印象に残る。彼女の悲劇は、ゼノグラシアやインデックスなど、熱狂ファンから黒歴史とされる作品のヒロインを何故か歴任している事。アイドル声優という存在が、いかにめぐり合わせに左右されるかという生き証人だろう。昔とった杵柄として、是非これからでも出てきて欲しい人だ。
ブロッコリー池袋店閉店GGFライブ(2006/1/14)
※G.G.Fの筆頭的存在として知ってはいたが、個人として認識したのはこの辺りからかな。

元G.G.F最終メンバーもう一人。この世代がソロで浮き上がってこなかったのは、やはり上の世代や別のコンテンツの存在が大きすぎたからなのだろう。正に時代に翻弄された世代。甘えるような癒し系ソプラノと、同じく癒し系の容姿を持つ。その上、最大の武器としてはっちゃけたパーソナリティを持ち合わせ、ラジオ番組が大人気。実際にはLISPなどのユニット活動があるが、どれも惜しまれつつも短期で解散。やはり彼女の人気からするとソロが望まれる。デビューしてくれないかなあ。
Fat Jaw Guitar vol.1 パセラ新宿店6F(2007/6/27)
※彼女に関しては、デビュー公開オーディションにも立ち会っている。最初から性格がぶれないところが良いね。

やはりスフィアは外せないか。個人としても活動している4人組の中で、最も人気の高い人。元々はユニットの裏方的に声優デビュー自体も遅かったのだが(追記:イメージ的な表現であり、誤り。実際には「芽が出るのが遅かった」)、「けいおん」の一発で最も大きな存在に。容姿も性格も全て癒し系。高音のふんわりした声は、そのイメージどおり。様々な面でセンスが高く、役作りに味が有り、楽曲もそこから来るこだわりに裏打ちされている。彼女自身に、より大きなアイドル志向があるとも思えないが、アーティストとしての活動は長く続けそうな気がする。
戸松遥デビューシングル「naissance」CD発売記念イベント 石丸SOFT1 3Fホール(2008/9/7)
※顔を知らなくて、最初見たとき会社のMCかと思ったw。サポート役に徹し、今では想像もつかない。

スフィアの年長でありリーダー。ユニットの中で早くから様々な役を掴み、声優としては既に中堅の域。ただ、彼女最大の才能はその歌。ミュージカル系、声楽系、洋楽系、どのようなものも絶品級の声量とテクニックを持ち合わせ、その幅の広さ、確かさは声優界随一。その能力は地が演歌の声優界の大歌手水樹奈々に比肩するだろう。惜しむらくはその性格で、あまりに真面目すぎるところが人から小人物的に写る事もあるだろう。才能のバランスが大きく崩れている勿体無い人と言える。
東京国際アニメフェア2007 東京ビッグサイト(2007/3/25)
※VVVステージで。初めてのイベントらしく、かなり緊張していた。よっぴーとみのりんのおもちゃになっていた。

スフィアの若手二人も。正にアイドル声優として最も早くにソロデビューして、既にある程度の成功もおさめているチームのエース。モデル並みの容姿を持っているが、なにより高音で非常に強く響く声は、声優として最強の武器。その素材の良さは、他を圧倒するほど。唯一の弱点はそのうっかりな性格で、ファンにして彼女を愛情を込め「ハルカス」と呼ぶw。年齢を重ねて落ち着きが出たりしたら、更に化けるのではないかと期待している。
戸松遥デビューシングル「naissance」CD発売記念イベント 石丸SOFT1 3Fホール(2008/9/7)
※TVCMで歌を聞き、この人は凄いと駆けつけたイベント。こういう形から入った人はこの人だけかも。

スフィア最年少の二十歳にして、ファンから「魅力的な人妻」「良い未亡人」と言われるw、最も落ち着いた性格と大人びた容姿の持ち主。声もイメージどおりしっとりおっとり系。多くの役を掴むようになってから、その演技もしっかりしてきている。シンガーとして非常に優れた才能を持ち、歌もダンスパフォーマンスも一級品。アーティストとしての風格すらある。これら二方面の才能を上手く統合できるかが、今後の成功の鍵だろう。
ミュージックレイン秋の収穫祭 サンシャイン劇場(2008/11/3)
※本人はおっとりしているのだが、そのライブパフォーマンスは絶品だと思った。

若手で挙げておかねばならない人の一人。すらっとしたスタイルとおっとりした容姿、礼儀正しい佇まいは、正にいいとこのお嬢様だが、実際もそのとおり(^^)。声は素直なヒロイン声だし、演技も確か。歌も手習いの見本の様に非常に上手い。正にザ・優等生アイドル声優とも言うべき存在。あまりに優等生過ぎて「逆に浮く」くらいの勢いだが、今後、自身を売り出す活動にも積極的になってほしい人ではある。
セキレイ秋祭り Zepp Tokyo(2008/9/7)
※最初の頃、なぜか出演する全イベントを見れていた。つまり、そのくらいメジャーで順当な活動だったのだろう。

アイドル声優」というイメージにピッタリな経歴を持つ人だが、その「マクロス」という巨大コンテンツ出身なことから「アイドル」部分が強すぎて、声優を続けてくれること自体疑問だった。しかし、今に至るまで声優としても活動を継続しており、その立場も認められつつあるだろう。最近では演技もなかなか良い感じ。今後とも活躍を期待したい。

ランカ・リー=中島愛 ミニライブ@フォルモ…ぢゃないよ!ヴィーナスフォート☆ ヴィーナスフォート2F教会広場(2008/6/14)
※ミンメイの幻想からか、いつかは「アーティスト」になるだろうなあ、とか思ってしまっていた。
・・・
まだだ。まだ足りんよ。
いくら書いても書き足りないくらい、次から次へと書きたい人が出てくる。
基本的に、今売り出し中と言える人と、これから売り出して欲しい人に絞って書いたつもり。一度売り出していて、今少し落ち着いているけれども、まだまだこれから活躍して欲しい人とかは、もっと沢山いる。けれども、そういう人たちは、たぶんあまり出てきてはくれないだろうなあ。