アイドル声優激動の年、2012年

今年も、もうそろそろ終ろうとしている。声優イベントとかに駆けずり回っていたのも、もう少しで締めくくり。
そして、改めて今年を振り返ってみると、アイドル声優界にはかなり多くの変化があったように思う。それをここで少し挙げておきたい。
まず一つには、年の初めに集中したアイドル声優の名乗り上げ。
悠木碧竹達彩奈花澤香菜という、若手の実力派が、相次いでデビューした。これは、有る意味遅すぎるデビューだったのだけれども、昨年の311の影響を受けてずれ込んでいたものが、立て続けに発表されたのでは無いかと思える。ともあれ、これによって「アイドル声優市場」的なものが大きく動き始めた印象があった。
その後も、なぜ今までデビューしていなかったの?CD出してなかったの?と思える声優が活動したり、声優ユニットの活動も活発になったりと、様々な活動の起爆剤になった様に思う。
そして二つ目は、さらに若手声優の、声優としての活躍。
上であげた声優は、いわば既に一定の評価を得ている若手だとすれば、さらにその次の世代が、声優の仕事の現場に大きく台頭してきたと思える。これは裏を返せばどういう事かと言うと、中堅と言える声優達の多くが、次の世代に席を譲ったという事を意味している。この流れは、いつの時代も緩やかに起きている事だとは思うのだけれども、今年のその動きは、かなり大きかったと思える。残れているのは大物と言える声優で、その次に控える中堅より、全くの新人の方の活躍の方が多かった。
実際の所、最近の新人の力は凄く、その実力と若さの力で、一定の経験値が吹き飛ばされたともいえる。これにより、さらに新たなアイドル声優候補者が揃い始めている。
今後の動きが大いに楽しみになっているともいえるが、今まで応援していた声優さんの活躍が少なくなる事も意味しており、少し切ない。
そして最後に挙げておきたいのが、声優の結婚発表が集中したこと。
これは、二つ目に挙げた事柄と繋がりがあるかもしれない。有る意味、アイドル声優として活動してくれていた人たちが、アイドルではなく自身のプライベートを優先したという事だろう。これについては、アイドルという存在が擬似恋愛に基づいているものなので、時間と共に生じる、致し方無い流れではある。
有る意味、今年こういった結婚報告が集中したという事実こそが、今年のアイドル声優界の動きの激しさを証明しているといえるだろう。
正に今年は、アイドル声優激動の年であった。
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思い返してみると、今年の1月から自分が書いた記事を追うような形で、このような事が起きてきたので、少し驚いている。やはり、なにか気配のようなものを感じていたのだろう。

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この記事に照らし合わせると、今年は1998年と似た様相を呈していると言えるかもしれない。エヴァ声優の結婚の集中と、ネギま声優の結婚の集中とか。
しかし、それは本来ならば2011年中に起きるべきことであり、311によっていろいろなものがずれ込んでいた。そして、2000年と同じ様な次の世代の台頭が、やはり今年2012年に起き始めているように感じる。
有る意味、新旧の交代が非常に短い同時期に起きており、それは激動であると同時に、衰退のみの暗黒時代が生じないという事を意味しているかもしれない。
次の世代の事をもう少し詳しく書きたいが、それは次の機会としよう。

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