ラブライブ! 第10話 〜部活か、仲間か、友達か〜

やばいね。もうアバン見ているだけで、その後の展開を想像してしまい、感動の波が押し寄せてくるw。
この回は、μ’sのメンバー達の関係性が、一体どういったものかと言う事を明確にする話。
これは、凄いと思わされた。こういう人間関係とかって、日本では結構「空気」「雰囲気」として、明確に取り上げることなく済ませることが多い。元々日本人の気質が協調性の良さだから、ことさら関係性を明確にして無駄にギクシャクさせたりすることなく、そこに自然に発生する「雰囲気」で決めようとする。そういった関係性を改めることなど、ある意味日常には無い「儀式」だから、物語の構成でもあまり取り上げられる事がなくて、なんとなく決まっていたりする。
けれども、このラブライブ!では、絵里がそういった「なあなあ」ではダメな事に気づいて、「関係性を改める儀式」を合宿に求めようとする。これには参った。
そういえば、この儀式に一人乗ってこない真姫を、希が「面倒な人」として、似た人を知っていると言っていたけれども、それって誰の事だったのかな? 最初は気質の似ていそうな絵里の事かと思っていたのだけれども、少し違うみたい。というのも、真姫に希自身が「面倒な人」と呼ばれて「正解」的な感じだったので、もしかしたら希の事だったのかも。絵里は、ロシア人的な気質で「人間関係を改める儀式」を自然に実行できて、それに巻き込まれたからこそ、希は今の副会長として他人の調整役を買って出る性格になったとか。どうだろう。ラブライブ!には、未だ謎が多い。もっと研究しないとw。
ともあれ、この「儀式」が何を生むのかというと、速い話、μ’sのメンバー同士が気の置けない仲間になって、それはつまり、全員が友達になる、ということ。こころの繋がりを、より深めていくということ。
学校を救いたいという思いから始まった行動が、結果、大切な友達を作るという事につながっていく。その過程が、この10話では「儀式」によって明確な形で示される。彼女たちの、人生における大切な瞬間がここにあると思うと、それだけで感動せずにはいられない。
本当に、ラブライブ!は面白いなあ。あまり気づかれないけれども本来ならば当たり前のことを、当たり前に表現してとても感動的な話にしている。本当に素晴らしい。