2006-01-29から1日間の記事一覧

「魔法少女リリカルなのは」を語りたおす Ⅴ 第3期シリーズを望む

無印とAsによって、なのは達の成長の物語はほぼ全て描ききっているといえる。特にフェイトは両シリーズを通してバランス良くその心の軌跡が描かれているので、かなり満足している。しかし、それでもまだ望むべきことは多い。 一つには、なのはの家族との関…

「魔法少女リリカルなのは」を語りたおす Ⅳ 新シリーズの描き方

この様に、なのはとフェイトは互いの存在を認識しあった以上、自分の中の戦う動機において迷う事は無い。As第1話において、最も感動すべきシーンは、なのはの危機にフェイトがかけつけるシーン・・・では無い。この半年間、普通の小学生だった少女が、毎…

「魔法少女リリカルなのは」を語りたおす Ⅲ フェイトとの出会いの意味するもの

なのははフェイトと出会い、そして強く惹かれていく。彼女の友達になりたいと強く願う。この想いは単に同じ年頃の少女と出会ったから知り合いたいという簡単なものではなく、もっと強い想いである事は、作品を通じて明確に表現されている。この事が作品のメ…

「魔法少女リリカルなのは」を語りたおす Ⅱ 家族構成から想像できる戦う動機

この本当の動機は家族との関係がとても重要な要素となっている。そして、その事を描く為にこの物語は家族の描写を多く取り入れている。 なのはの家族はかなり特殊である。両親はごく普通の喫茶店を経営いるものの、その過去は相当ハードであったと想像できる…

「魔法少女リリカルなのは」を語りたおす Ⅰ 「どうすればいいの?」と少女は言った

実を言うと、なのはの第1話を見た時の感想は「CCさくらのパロディ的作品」というものだった。「普通の小学生が偶然魔法の力を手に入れて探し物をしながら怪獣と戦う」というコンセプトが全く同じだからだ。目新しい要素が感じられずパロティの域を出てい…

「魔法少女リリカルなのは」を語りたおす 序

昨日ローゼンメイデンの総括的な話をしたら、こっちも語りたくなった。なのはとローゼンは私にとって昨年の二大シリーズで(始まったのは一昨年だが)、さらに実際にはなのはの方が断然好きだったりする。まだ熱も冷めてなく、色々と語りたい事があるのでそ…