ネギまを途中で放り出してしまった人のための「あれってどうなったの?」 その3 アリカ編

  • アリカはどうなったの?

ネギま終了後最大の謎が、ネギの母とされるアリカの存在でしょう。彼女は一体どうしてしまったのか。それは結局、全く語られませんでした。
アリカは、20年前の大戦の2年後、ナギによって処刑から救われました。以降、ナギと共に、始まりの魔法使いの残党(実際には滅んでいないので本体ともいえます)と戦っていたようです。
しかし、それ以降、彼女の動向は全く把握できません。
ただ、唯一確かなのが、ナギの息子ネギが、ナギが行方不明になった後に誕生した事です。そのネギを生んだのがアリカだと思われています。しかし、それも結局曖昧なままです。つまり「ネギがアリカの子ではない」可能性も残っているのです。
とは言え、それではあまりに空しい話になってしまいそうです。よって、ここではアリカがネギの母だとして、一つの推測をあてはめてみたいと思います。
ナギがアリカ救出の次に取った行動としてアスナの救出がありますが、これはかなり大変な事業です。アスナは元来「代えのきかない存在」と思われるからです。その時、アリカはその場に居たのでしょうか。もし居たら、どのような行動を取ったのでしょうか。
アリカは、アスナを救出する為に、自分が身代わりになった可能性があります。魔法世界は、その膨大な魔力を管理する為に、始まりの魔法使いの血族である特殊な能力者を「人柱」にする必要があるようだからです。明日菜が100年間の人柱となったのも同様の意味があったのでしょう。(追記:もしこの推測があっていれば、アリカは大戦8年後に確認されていますので、アスナの解放はそれ以降という事になります)
そして、ナギが始まりの魔法使いに体を乗っ取られた上で自らを封印しましたが、これには二つの意味があったのかもしれません。一つはもちろん始まりの魔法使いの封印、もう一つがアリカに代わって魔法世界を管理するためです。ナギが始まりの魔法使い本人となっているのですから、人柱の役目も果たせたでしょう。
そうなると、アリカは解放できます。ネギがどうやって生まれたのかというと、封印されているとき既に身篭っていたと考えればよいでしょう。アスナ封印の様子からも、時間が止まっていたと思われます。
ただそうなると、結局謎なのが、ネギを生んだ後の行動です。既に自由になっているはずですから、なぜ姿を現さないのかという事になります。ネギを生んだ後も、ナギをサポートする為に、再度何処かで魔法世界の人柱になっているのかもしれません。
結局、最終回にすら姿を現さず、圧倒的に情報が少ないため、誰もが納得できる推測は難しそうです。
ところで、結局ネギまには「母親」という存在がほとんど出てきませんでした。出てきても既に故人であったりします。これは萌え漫画としての判断なのか、赤松健の意識の問題なのか、気になるところです。