「高町なのはの死亡フラグ」の決着

そういえば、この事について書くのを忘れていた。

この記事は、StSにおいて高町なのは死亡フラグが立っているのではないか、という「デマ」を流す事になった訳だが、それは結局TV本編においてはうやむやのままで終わってしまった。
しかし、まったく「何も無し」で終わったのかと言えばそうでは無く、実はサウンドステージ4の一番最後のエピソードにおいて、この事がフォローされていたりする。これは、先日発売された「メガミマガジン2月号」のコミックス連載最終回を除けば、ほとんど最後のエピソードといえるだろう。それだけこのエピソードはこのシリーズにおいて重要だったという事だ。
一応、この事をこのブログで取り上げておかないと、なんとなく「座りが悪い」様な気がするので、少し書いておこう。
・・・
実際にどのようなエピソードなのかというと、なのはがシャマルから検診結果を聞く形でなのはの現状が語られている。

  • やはり過去に受けた重傷によって、なのはには後遺症がある。
  • 現時点でもマックスの魔法行使はできない状態。
  • 2・3年の長期休養によって回復する見込みはあるが、隊員育成が忙しいのでそれは出来ない。
  • なにより、今後継者を育てる事こそが、自分の力を後に残す事として有効なはず。

この様になのは自身が思っていて、シャマルの休息の勧めも断っているようだ。この事はおそらく旧シリーズ組は知っているのだろう。
(※実際には、後遺症について明確に言われているわけではないが、大魔法使用からの回復の遅れが、どうも過去の怪我の影響による物らしい。)
そして、この検診報告を偶然スバル達が聞いてしまう、という展開。なのはの思いを、その重さを、今更ながら思い知る、という話だ。
・・・しかし、、、これってやはり本編中にやるべきエピソードだったのではないだろうか。
「そうかもしれない」という雰囲気は確かにあったけれども、視聴者がこの事を知って本編を見るのと、知らずに見るのではかなり印象が違うだろう。StSというシリーズが世代交代をメインテーマにしている物語とするならば、絶対に必要なエピソードと思える。
まさか、そのような雰囲気が自然に出来たから(もしくは、ネットの風評でこのような事が望まれていたから)、このエピソードを後から思いついて追加した、という訳でもあるまいし。
サウンドステージ込みでないと物語が完結しない作り方を目指した、という訳でもないだろう。
何故、このエピソードが本編から漏れてしまったのかは、本当に謎だ。
まあ、実際の所、StS本編全てを通じてのガタガタな構成そのものが謎ではあるのだが。