オタク

アニメが消費財になった事を誇りたい

「今のアニメはコピーのコピーのコピー」「表現といえない」 押井守監督発言にネットで納得と逆ギレ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111122-00000005-jct-ent 先日のヤフーニュースで、こんなオタクな記事が出ていたので、流石に驚いた。普通だったら…

今、アニメ作品が戦うべき相手は「全能感」

ヤマカンが戦っていたモノ 最近になって、ヤマカンのフラクタルに関するインタビューを読んだ。オトナアニメに載っていたもの。彼にとっては、どうしてもやらなければならない作品だったらしい。というか、あのように「売れないような作品を作る」事が、彼の…

コミケ80雑感

コミケの一般的な感想はいつも、オタクのごった煮、皆欲望に忠実で見苦しい・・・的モノだと思うのだけれども、今年を見た限り、少し違った印象を受けた。 最近少しずつコミケが浄化している。3日目となればエロ同人誌の独壇場・・・なはずなのに、その雰囲…

オタクは人の死に弱い特に萌えオタは、人の死に弱い。 萌えオタの望むのは変化の無い世界。何時までも青春が続く世界。 そんなオタクの夢を作るため、キャラに声を与えるのは声優。 声優たちもその点は承知してくれている。 声優たちは、私達の好きなキャラ…

震災と停電と声優イベントの中止

震災からもう10日たった。本当にひどい事態だ。 個人で言っても詮無い事だが、被災者にはお見舞い申し上げたい。 ここはオタクの事を書く日記としているのだけれども、なんとも書く気力が湧かない。 けど、震災からの復旧とは、日常を取り戻す事。こういう事…

2010年オタクの動向

毎年、年の初めには前年の総括的な事を書いていたのを思い出した。何か書きたいと思ったのだけれども、上手くまとめられる題材が思い浮かばないので、今回はオタク全般について徒然と書いてみたい。 昨年も、オタク関係のイベントとかに結構参加してしまった…

【正月特別企画】だらオタが都条例について語ってみる

都条例可決を受けて、赤松健先生のツイート この赤松健のツイッターを読むと、さすが頭の良い人は違うなあ、と思う。技術者肌のところがある赤松健だからかもしれないけれども、まずは方法論についてのみ述べている。物事の善悪とかは置いておいて、それぞれ…

「アニメ様365日」が365日目を迎える

http://www.style.fm/as/05_column/365/365_365.shtml 「アニメ様365日」は、ウェブに定期掲載されている中でも、最も好きな記事。 一ファンの視点として書いている事が多いので共感がもてるし、当時の状況も分るし、連続して読んでいるとアニメ史のような物…

「ときめきの聖夜」を見て、「オタク達の時の時」を夢想する

今日、何気なくテレビをつけてみたら、東京MXで「うる星やつら」の「ときめきの聖夜」をやっていた。 つい、見入ってしまう。 今となって、この作品の影響力の大きさを色々考えてみると、ちょっとした戦慄が走る。そのくらいこの作品が後世に残した影響は…

オタクはリア充の夢をみるか?

"リア充"ではなく"厨二病"と歩んだ「オタク文化の10年」(明大アニ研シンポ前編) アキバ総研編集部 http://akiba.kakaku.com/column/0912/23/153000.phpあのオタク論者としても有名な森川嘉一郎氏によるシンポの基調講演との事だが、私から見て内容がかなり…

不況下におけるオタク産業の一極集中について

AI Love Network 赤松健日記帳 2010年1月9日 http://www.ailove.net/diaries/diary.cgi 「有名な作品の単行本は売れ続けるが、そうでない作品の単行本は一律に下がっていくのではないか」という予想ができるわけです。 この話って、なんだか…

何故、少女達はネギまを読むのか?〜萌えの文化化〜

最近、女の子が結構ネギまを読んでいるという。 ネギまは、元々男の子をターゲットにした萌え漫画だ。裸とかパンツとか、主に男の子だけが喜ぶ描写がバンバン出てくる。それなのに何故女の子達がそんなものを読もうとするのだろう。 何かの間違いかとも思い…

否定としてのエンドレスエイト

そういえば、ハルヒのエンドレスエイトの事を書き忘れた。 なんで、あれ、やってるの?と誰もが思う作品だ。 結局は「永遠の楽園」の否定なのだろうかと思う。 だってあれ、誰が見ても苦しいでしょ。見ていて辛くなる。そんな作品を何故造るのかと言えば、そ…

オタクの原風景である「ドラえもん時空」と「劇場版」

ところで、どうしてオタクは「永遠の楽園」に惹かれるのか。取りとめもなく考えてみた。 まあ、「永遠の楽園」が理想的な快楽装置の事なのだから当然なのだが、オタクがこの様な快楽に「慣らされる」過程もあったのでは無いかとか考えた。 そこで、真っ先に…

萌え四コマと「永遠の楽園」

最近、オタクが求める「永遠の楽園」について考えさせられる事が多い。 所謂「永遠はあるよ」が逆説的に象徴した、オタクが求める無限に続く快楽、エンドレスの幸福空間として機能している作品について。 何の事かと言うと、昨今の「萌え四コマ作品」の隆盛…

赤松作品で「萌え」と「箱庭」をいろいろ語る

先日、樹木信仰の話から、萌えと箱庭について書いたのだけれども、その事が自分の中で少し引っかかっている。 ○「樹木信仰」が萌え作品と相性が良い理由(2009/1/26) そもそも、萌えと箱庭の関係は自分の中で明確なイメージが出来ているのだけれども、それ…

「樹木信仰」が萌え作品と相性が良い理由

なぜ泣きゲーではしばしば樹木が奇跡の象徴として登場するのか:Key『Rewrite』を見すえて http://d.hatena.ne.jp/hachimasa/20090124/1232800260 人様の記事で申し訳ないけれども、面白い切り口だったので反応してみる。 この記事では、樹木がなぜ奇跡の象…

忘れられているオタク論 〜萌えを中心に考える〜

最近、巷のオタク論がおかしい。別にオタクがどう論じられていても気にするつもりは無いけれども、一応自分もオタクのつもりだし、その自分の加わっている枠組みが、それこそ、どんどん違うものに変質して行っている状況がなんとも奇妙で、どこか居心地が悪…

秋葉原通り魔事件と宮崎勤事件

今回の「秋葉原通り魔事件」、突然の大惨事だったわけだが、実際には、それほど「突然」という印象がない。この事件は、今、このタイミングで起こるべくして起きた、そんな印象だ。もしかしたら、この事件を見聞きした多くの人がそう思ったのではないだろう…

崩壊するアイドル声優の処女性、もしくはオタク世界の変容

小さな異変 先週見たDreamParty東京2007秋における宮崎羽衣のステージは、とても奇妙な感覚を与えてくれた。 おそらくは、清純さを売りにしている彼女のステージにして、タイトなミニスカを着用し、実に扇情的に腰を振るようなダンスを披露したのだ。 これを…

孤高の存在、メガネ。仲間を見出せる、こなた。

「らきすた」の最終回、それも落ちネタは「ビューティフル・ドリーマー」だった。京アニの「うる星」礼賛は、どんだけぇ〜。 てな訳で、「らきすた」と「うる星」を絡ませた文など書いてみたり…というのはちょっと嘘。この文、5日も前に既に書いていたものだ…

夏が終わる

なんとなく、本当になんとなくだけれども、ここに来てオタク文化の絶頂期が過ぎたような気がする。 その絶頂期とは、明確に言ってしまうと、2007年8月19日、コミケ72の最終日。 これって、異常な程の暑い夏がやっと涼しくなってきたこの時期の、季節…

「甘え口」(´・ω・`)考

最近、(´・ω・`)な口の形をしているアニメのヒロインが多い様な気がする。というか、そんな作品ほどネットで評判になったりしている。「らき☆すた」のこなた、「まなびストレート」のみかん、そして、「涼宮ハルヒ」のハルヒも似たような口形(アヒル口)を…

秋葉原石丸SOS団騒動

多分、オタク的にはこの夏一番の特異点となるであろうイベントなので、野次馬的に様子を見に行こうと思っていたのだが、結局寝過ごす。けれども、一連の流れが面白すぎて、2chなどで状況の推移を見守ってしまう。 当然のごとく徹夜組が発生し、予想を越え…

コミケカタログ

一応毎年の恒例行事なので手に入れる。 冊子版。サークルの場所を知る上では重要だが・・・、そのサークルカットに何の意味もない事に気付く。と言うのも、「涼宮ハルヒ」がほとんどない。(アキバでは既にハルヒが台頭している)どのくらいのサークルがハル…

メイド喫茶

アキバに出ている友人との落ち合い場所として指定されたので、入る。 しかし、連絡がメールで「15分以内にLittle PSX」だけって、いったい何のアキバ王選手権なんだか。それも「実は最近移転したばかりで地図にも載ってません」とか言われるし。ブ…

ロフトプラスワン版オタク大賞

仕事が忙しい中、無理して参加。参加は前回からの二回目。 前回は意見がまとまらない内に萌えオタ的意見が大賞を掻っ攫い、気まずい雰囲気が漂うという歯切れの悪い幕切れだった。なので次は無いものと思っていた。実際、今回はロフトプラスワン側からの要望…